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[ 儚さ ]

小雪が舞い降りはじめた京都、曼殊院の朝。
寒さに気後れしたのか、この時間、訪れる人もほとんどなく
凛とした古都の風情と静寂が曼殊院を包み込んでいる。

曼殊院は、いうまでもなく日本の数寄屋造りを代表する
建築物であり、庭は水のない水の風景、枯山水である。
造りの材には主に杉が用いられている。
これが檜だと重々しさと永遠性を感じる。

その代表が法隆寺や唐招提寺である。
しかし、杉を用いることによって曼殊院の姿には
軽やかさが感じられる。
と同時に、いつかは消えてなくなるという【儚さ】がある。

風化しやすい杉材の脂気をうしなった曼殊院の縁側で
枯山水を眺めたとき・・・

【いつかは持てるものや自我や、我が身さえもなくなってしまう】

と感じさせられるのは、この建築物の作者の意図であろうか。


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