大自然のまっただ中に身を置くと、悠久の時間を感じることがある。
計り知れない時間の流れの中では、
人生の長さなんて本当に短いものだと実感する。
そういう世界に宇宙に自分は生きているのだと知ったとき、
それは決して哀しいこと ではなく、むしろ元気づけられたりする。
一生の時間は人によって異なる。 すでに終えてしまった友人もいる。
あと何年、生きていられるか。
「命に限りがある」 となかなか実感できないのは、むしろ不幸なことかもしれない。
自然の存在する理由のひとつは、
われわれ人間に生命のはかなさを教えてくれることだろうか。
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