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［ 可笑しさ ］ |
不幸という事態こそ人間の可笑しさに満ちたものはない。
不幸が真剣であればあるほど可笑しさは増す。
実はユーモアの材料は人の不幸であることが多い。
ユダヤ人の強制収容所、黒人の差別・・・、
ユーモアはこういう中からうまれてくる。
ユーモアとは笑うことで何かを救うのが目的であるらしい。
不幸の中にこそ真の人間の姿がある。
「不幸な自分を笑わずにはおけない」
そんな考え方が出来る人ほど幸福に近づけるのかもしれない。
いま自分が不幸だと思っている人はすぐにだれかのところへ
飛んでいって、自分の不幸を聞かせればいい。
そしてそのことを腹の底から笑ってもらえばいい。 |
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