『 いま自分が生きているこの同じ時間に、
同じ地球の空気を吸っている仲間がいる。 』
・・・ということを想像してみる。
月光の下をラクダに揺られ旅する砂漠の民・・・。
風揺らす緑の草原に牛追う遊牧の民・・・。
雪を頂いたキリマンジャロを背に行進するゾウの群・・・。
海流に乗り、波に遊び遙かな海原をゆくイルカたち・・・。
身じろぎもせず太古の昔からそこに立つ老木・・・。
そういうものが、いま自分と同じ世界に、同じ時間に、いる。
僕たちは、心の中では世界中とコンタクトできる。
ため息ばかりついている日常のなかでも、目を閉じ想えば
それらが見えてくる。
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