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北アイルランド・ベルファスト。
ここはプロテスタントの人々が住む地区である。
町のいたるところでイギリスの国旗を見かける。
隣り合わせに、カトリックの人たちの居住区があり、
アイルランド国旗が掲げてある。
その間を高い壁が遮っている。

今なお紛争が絶えない北アイルランドの縮図がこの町にはある。
互いを恨み続け、その蓄積によってくりかえされてきたテロ行為。
その行為の連鎖はやむことがない。
恐ろしいのはそれが日常のありふれた出来事であるということ。

人の意識は面白いもので日常から離れたとき、
別の意識が生まれることがある。
旅をすることの意味は日常からの脱却であり
日常の垢を洗い流すことにある。
大切なのは、こうありたいと願う気持ちを
沈殿した日常という泥のなかから、すくい上げることだろう。

写真にある建物の壁面には、両手が手錠で繋がれた絵の上に
FREEDOMという文字が描かれている。
それは住民の願望であろう。
われわれから見れば殺伐とした非日常的な光景のなかで、
しかし、子供たちは無邪気に遊んでいた。


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