恐ろしい脳梗塞の予備軍である"隠れ脳梗塞"、直接の前ぶれとしての一過性脳虚血--自覚症状が出る頃には病状が進んでいるガンなどに比べ、この病気の場合は時間とともにあらわれる予兆を見逃さず、適切な対処で一大事になるのを防ぐことができます。
実際、患者さんに話を聞くと「1年前にこんなことがあった」「半年前にこういう症状が出た」とおっしゃる方が非常に多い。そうした予兆は脳梗塞が起きる直前(24時間以内)にも見られ、立っていられないほどの脱力感をおぼえた、口がうまく動かず物がかみにくかった……など、あとから気づけば思い当たることのあるケースが多いようです。脳梗塞の治療は時間との勝負という部分もありますので、そんなときはお近くの脳外科や脳内科(神経内科)を受診するようにしてください。
※引用 おもいっきりテレビ 2007年8-9月号掲載記事 (c)日本テレビ放送網 |