お母様のご病気さぞご心配だと思います。
慢性硬膜下血腫と閉塞性動脈硬化症の合併、厄介な状況です。この場合まず考えなければならないのは、どちらがより重症で治療を要するかと言うことだと思います。
実際にはメール以外の情報がないので、想像で申し上げることになりますことをまずお断りしておきます。
たとえば、麻痺がなかったり、意識がしっかりしていて、血腫の大きさも小さいならば、まず閉塞性動脈硬化症の治療を先にやって、血腫のほうはCTで経過を追っていくというのが妥当でしょう。
主治医の先生がそういう手立てを考えてらっしゃるわけですから、多分お母様はそういう状況ではと思います。
ただ、そうは言っても、勿論頭のほうが急変する可能性はあります。ただ、これはもう人知の及ぶレベルではありません。
とすれば、今一度、先生に足の治療を優先したほうが良いと言う確認(つまり頭の状況は軽症であると言うこと)を取られれば良いと思います。
そのうえでの結果は賭けるしかないかもしれません。治療とは残酷ですが、そういった面も持ち合わせています。
また、慎重に行えば、そういった悪条件(血を溶かす治療中)でも、慢性硬膜下血腫の手術は可能です。勿論、合併症は大きい可能性は残りますが、しかし、これもワン・チャンスということで選ばねばならないのです。
僕のアドバイスは以上です。
ここから先は、良く先生とご相談のうえ、あなたが決めなくてはならないと思います。そのために疑問はちゃんと聞いて明らかにしてください。 |