ピルに関して脳梗塞を起こしやすいという報告はかつて随分見たことがあります。ただし、アメリカの報告がほとんどだったと記憶しています。容量自体が当時は大容量であったということ、日本では避妊目的での投与は保険適応外であったため絶対数が少なかったということが主な原因だと思います。
その後、低用量ピルが出され、日本人の性生活にも変化があったようです。
婦人科の先生とご相談のうえでの服用ですから、あまり問題はないと思います。ただし、あくまでも非生理的な状況を作っているわけですから、なにかしらの不利益をこうむる可能性は少ないとはいえ存在するわけです。
ですから、医学的な観点から言えば、天秤に掛けながら薬というものはあるいは治療や検査は行わなければなりません。
どういった目的でどういった利益が得られて、どういった不利益をこうむる可能性があるのか。そこらあたりをよくその婦人科の先生とご相談のうえピルを使われるのが良いと思います。
当然、休薬してちゃんと生理を来させるといった細かい配慮はなさっているものと思います。また、避妊目的の服用だとすれば、当然相手の彼氏もちゃんと一緒に婦人科の先生のお話を聞かれていると思います。
でないとすれば、ちゃんともう一度彼氏を含めて婦人科の先生からお話を聞かれるのが良いと思います。
今や欧米では、エイズの影響もあっての変化だと思いますが、コンドームの使用が増加し、また、性交渉の前にはエイズ検査の結果を伝え合うのは常識となってきたようです。(貧困層においてはまだまだですが。)
僕の大好きな南米のペルーでは結婚証明書を出してもらうためにはエイズ検査の結果を添えなければならないそうです。それだけ多いということらしいのですが、話がそれましたが、愛し合うということに、いろんなリスクが伴ってきているのも事実です。
愛し合うためにはパートナーがお互いにちゃんと話し合っていくことが大切だと思います。
もし・・・・違ったらごめんなさいね。・・・ちゃんと彼氏とお話ができていないのなら、ちゃんと話しをされたほうが良いと思います。というのは、あなたのご相談の奥には、何か不安が感じられるからです。その不安の裏返しが、医師の不適切な一言や薬の副作用に対しての過剰反応として、怒りとして出ているように僕には思えるのです。
そんなこと言ったら、ぎくしゃくしちゃう、嫌われちゃう・・・そう思ってはいませんか。
愛し合うということは、勇気の要ることです。どんなに心理療法を受けたり、勉強してグラウンディングしたカウンセラーでも、実際に試されるのは恋愛、男女関係においてといわれます。
それぐらい男女関係は大変なことなのです。時として、存在そのものが脅かされるような気がしますものね。
だからこそ、素晴らしいものなのかもしれませんよ。
すこし、勇気を出してふたりで愛を作り上げてください。もう一歩愛を深めてください。婦人科の先生に一緒に相談に行かれるのはいいきっかけだと思いますよ。
間違っていたらごめんなさいね。
ただ、なんとなくそんな気がしたものですから・・・・
では。お大事に |