大変苦しんでらっしゃいますね。まずひとつ約束してください。
決して自分を傷つけないということを。
決して自殺をしないということを。
その約束ができたら読み続けてください。
もし、それが難しかったら、そうですね、今のあなたには難しいかもしれませんね。
そんなときには試しに「死なない」といってみてください。意外といえるものです。
そして、そういうことで間違ったことをすることから、一歩踏みとどまれるものです。
まず、ホルモン特に甲状腺ホルモンの異常によってこういった症状が出てくることがあります。そのとき、脈が速くなったり、汗をやたらかいたりといった症状も伴うことがあります。いかがですか。
これらのホルモンは採血で簡単に調べることができます。
まずは、悩んでないで、近くのクリニックや病院へ行くことです。
心の問題と思っていて、実は器質的・体の問題だったということはよくあります。
さてこれが心の問題とすれば・・・このご相談からだけではなんともいえませんので、あくまでも一般論として聞いてくださいね・・・
お子さんは手の掛からないいい子・・・僕はそこのところが納得いきません。うちの身内にもかつて9歳だった男の子供がふたりいますが、そんな男の子はいない!!!はずです。
母親は、「男の子一人持つということは、前世でよほど悪いことをした罰だっていうのよね。あたしはふたりもいるからよっぽどだわ。」と常々言っております。
それぐらい、その歳の男の子は第二次性徴が始まるためにやたらとイライラしたり、母親に当り散らします。文句を言います。
「ママが起こしてくれないから、遅刻しそうじゃないか」(ママが何度も起こしても起きなかったのは誰?)
「ママが言ってくれないから、プリントを見せるのを忘れていたじゃないか。」(おいおい、宿題もせずに外で遊んでいたのは誰だ?)
やたらに母親にかみつく、男の子はそういうものです。
もしそうでなく、大変いい子で、しかも手が掛からないとすると、我々心理療法を志すものは、「投影」が起こったのかな、と思います。
「投影」とは、あたかも自分の感覚に思えるものが実は他人の感覚だったというものです。ありは、その逆で相手の感情が知らず知らずのうちに、自分のものとして思えるというものです。母親と子供の間には境界というものができづらく、そのために簡単に「投影」が起こってしまいます。
ひょっとするとあなたの感じている「不安」や「孤独」はあなたのお子さんの感情かもしれませんよ。
勇気を出して、お子さんを抱きしめながら聞いてあげてください。「なにか怖いことがあるみたいね」と。
これを「家族療法」という立場から見ると、父性の欠如が感じられます。確かに、あなたのご主人は物静かにあなたの言うことを聞いてくれるのかもしれません。しかし、ひょっとすると星一徹のようにちゃぶ台をひっくり返すような暴力性が押さえ込まれているのかもしれませんよ。
世の中は理想郷ではありません。いくら非暴力を唱えても、暴力は存在します。そして、永遠に人間である以上、暴力は存在し続けます。
家庭は社会へ出る前のリハーサルの場所です。そこで暴力がなければどうでしょうか。(ここでいう暴力は、家庭内暴力(DV)とはまったく違う意味でお話していますので勘違いしないでくださいね。腕力という言い方がいいかもしれませんね)子供は家庭と実社会の矛盾に苦しみ、悩みますよね。
たとえば、件の子供たちに対して、僕は手をあげることはしませんが、明らかに男同士で分かる方法で威圧を加えます。聞き分けがなくあまりにわがままを言ったとき二人っきりで眼で威嚇します。大概はこれで事足ります。普段は銭湯にいったりもします。当然、大人と子供の違いは歴然です。子供は無限の可能性を持つとともに、ある種の枠組みが必要なのです。それが、しつけというものです。
その枠組みがないと子供は「不安」や「孤独」を感じるものです。しつけは言葉と腕力との二面性で行うものです。勿論愛情の裏打ちがなければいけません。
はたして、そういった役割をご主人はやってくれていますか。
言い換えれば、あなたはご夫人がいかに怖い存在であるかということを子供に教えていますか。
「そんなことしてると、お父さんにしかってもらいますからね」
そうですよ。あなたがちゃんと子供に教えなければいけないんですよ。そして、そういうふうにご主人を教育していくんですよ。なぜって?それが日本の風習だからです。理屈はありません。ただ、2千年のあいだわが国はそれでうまくいっていました。
うまく行かなくなったのは、ここ30年だけです。こんなことを言うと、ある種の人からは袋叩きになりそうですが、もう一度言います。理屈ではなく事実だけがあるのです。だから、そのほうがいいのです。
アメリカ的なヒューマニズムは強いキリスト教的な考えと多種多様な人種が一緒に生活している社会のもとで初めて成立するものです。日本人にはそもそも脳の構造から言っても不向きなのです。
ここら当たりは、秋に出す本を見ていただくとして・・・・
ともかく、あなたが子供と夫をコントロールしていかなくてはなりません。
そして、あなたにはそれができます。
また、腕力と同義的な意味でセックスがあります。セックスは腕力的、力づくという面を備えています。また、そこには女性的な愛情もなくてはなりません。
セックスをせずに互いに父親、母親の関係になるのは、あまりよくありません。あなた方はちゃんと個人として愛し合っていますか?そこが希薄になっても家族は成立しないのです。
あるいは、ひょっとするとお子さんの親離れにうまくあなたのほうが子離れできないのかもしれません。子供は放っておいても親離れしますが、親は努力しないと子離れできません。その孤独感かもしれませんね。
さて、いくつか当てはまったでしょうか?
いずれにせよ、一番大切なことは、あなたは赤の他人の僕には相談できても、肝心要のご主人には相談できないでいるということです。
勇気を出して、ご主人にお子さんにありのままの自分をぶつけてみてください。
家族というものは、命の危険すら感じるような出来事が起こる場所です。そして、それがあっという間に解決する能力を持った存在でもあるのです。
あなたのご家族、あなたのご家庭を信じてみてください。
必ず解決できます。
無論、専門科の意見は聞きに行ってくださいね。
あくまでも、一般論ですからね。
では、お大事に |