大衆薬,正式には「一般用医薬品」,OTC (over the counterの略)という呼び方もあります.
医者の処方せんがなくても買えるお薬ですが,最近ではスイッチOTCと言って,医療用医薬品(医師の診断のもとに使うお薬)と同じ成分を含む薬が,一般薬として薬局で売られています.
このラベルには大体以下のような項目が書かれています.
・ 成分
・ 効能・効果
・ 用法・用量
・ 使用上の注意:副作用,相互作用,服用前に医師や薬剤師に相談した方がいい人について,など
・ 保存の仕方,有効期限
この中でも特に,「用法・用量」は注意して頂きたい項目です.早く治したいからといって,倍量飲んだりする,といったことは絶対に避けて下さい.
一般薬は比較的,危険性の少ない成分が使われていますが,スイッチOTCは医薬品と同じ成分ですし,風邪薬の中には覚醒剤と同じような作用をするものや,高血圧の人にとっては危険な血圧を上げる成分なども含まれています.
また,面倒くさいとは思いますが,「使用上の注意」は危険を防ぐために,ぜひ読んで下さい.とはいっても,小さい字でゴチャゴチャ書いてあって読めない,という方は,購入時に店頭で薬剤師に質問してみて下さい.
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